外壁塗装で使われる塗料の種類

 

アクリル塗装

発色が良く鮮やかな色を出すことができます。価格は安いのですが耐用年数が4~7年と短くなってしまいます。

 

ウレタン塗装

                        
密着性に優れており、比較的価格も安いです。耐用年数は6~10年になります。            

シリコン塗料

油性のシリコン塗料であれば高耐久・高光沢でアルミやステンレスにも塗布できます。耐用年数は8~15年ほどと比較的高く、費用対効果の高い塗料です。

ラジカル塗料

ラジカル抑制技術という高緻密無機シールド層によって劣化を防ぎ高耐久性に優れています。耐用年数は13~15年前後とシリコン塗料よりも長いにも関わらず価格はシリコン塗料と同程度となっております。

フッ素系塗料

フッ素塗料は外壁塗装に用いられることの多い塗料の中でもっとも高品質でもっとも高価なものです。
耐久年数は、およそ15~20年と言われており、一度塗ればかなり長い間その品質を維持できます。

光触媒塗料

白色顔料の原料である酸化チタンが太陽光に当たると活性酸素を作り汚れを分解します。また塗膜が水をはじき(超親水状態)、雨が降ったときに分解した汚れを洗い流します。但し、土や砂などの無機質系の汚れは分解できず、また光の当たらない部分では効果は低くなります。耐久年数は、およそ20年と言われており、一度塗ればかなり長い間その品質を維持できます。

 

高耐候性塗料(当社おすすめ高機能塗料)

ニッペ外壁用パーフェクトトップ(1液水性ラジカル制御形ハイブリッド高耐候性塗料)。紫外線による塗膜劣化対策としてラジカル制御技術によりアクリル樹脂だがシリコン樹脂より耐候性に優れる上塗り塗料です。

パーフェクトフィラー、及びパーフェクトサーフ(下塗り)➕パーフェクトトップ(中・上塗り塗料)と合わせて強靭か塗膜となります。耐久年数(13年~15年)

遮熱・断熱塗料(当社おすすめ高機能塗料)

ガイナ

(ニッシン産業:高遮熱:太陽光を90%反射、及び高断熱塗料)。JAXAが開発した塗料をロケットの先端に塗り機体や人工衛星を守る塗料を日進産業が建物で使えるようにした塗料です。

また騒音対策(通常の塗膜よりも表面積が大きいザラザラした塗膜面)・某露(熱エネルギーの移動が少なく結露の原因を少なくする)・安全性(ガイナは水性塗料のみ、F☆☆☆☆でホルムアルデヒドの放射量が少ない)・耐久年数(15年~20年)。

外壁塗装で使われる塗料の種類②

 

水性塗料・油性塗料

水性塗料と油性(溶剤)塗料の違いは塗料を希釈するのに、水を使うか、シンナー等の溶剤を使うかの違いです。

水性塗料は取り扱いが簡単ですが、油性塗料と比べると寿命が短くなります。

一液型塗料とは硬化剤がすでに適量入っているもので、塗料の攪拌(かくはん)をする必要がないので作業効率が高い塗料になります。価格も二液型と比較すると安く、余っても次の日に使えますが、耐久性は低くなります。

二液型塗料は塗装前に硬化剤を入れて攪拌する必要があり、かつ混ぜた後の塗料はすぐに使わないといけません。しかし耐久性は一液型と比較すると高まります。

下塗り材の種類

シーラー

シーラーはその後に塗られる中塗りや上塗りと塗装面との付着を良くする目的があるだけでなく、塗装面が塗料を吸いこみすぎるのを防ぐ目的もあります。

水性シーラー

水性のシーラーには(浸透性が低い・吸い込みにくい)という性質があり、比較的劣化が少ないときに使います。
乾燥時間は、3~4時間と長めです。

油性シーラー

油性のシーラーは(浸透性が高い・吸いこみが良い)という特徴から、塗装面の劣化が激しいときなどに使われます。
油性なので乾燥時間は、30~60分と短めです。

プライマー

プライマーはよくシーラーとの区別ができにくいと言われますが、基本的にはシーラーと同じものです。
薄塗(シーラー)・厚塗り(プライマー)とされていたり、水性(シーラー)・溶剤(プライマー)とされているところもあるようですが、具体的な定義はなく同じものを意味しています。

フィラー

下塗り材の(フィラー)という種類のものは、主にモルタル外壁においてクラックなどがある場合や、凹凸の激しい塗装面に対して用いられます。

バインダー

タイル張りなどの吸い込みがない外壁材に使われる下塗り材です。

材料の耐用年数

外壁材 耐用年数目安 特徴・メンテナンス時期
モルタル 30年 セメント・石灰・砂などを水に混ぜて作られた外壁です。8~10年程度がメンテナンス時期です。
窯業系サイディングボード 40年 セメントと繊維質材などが混ぜられて作られた板状のボードです。7~8年程度がメンテナンス時期です。
金属系サイディングボード 40年 スチールやアルミなどの金属素材をもとに作られた板状のボードで裏側に断熱材が入っています。10年~15年程度がメンテナンス時期です。
樹脂系サイディングボード 40年 塩化ビニル樹脂を主な原料にして作られた板状のボードです。10~20年程度がメンテナンス時期です。
木質系サイディングボード 40年 天然木材等で作られた板状のボードです。8年~12年程度がメンテナンス時期です。
ALCボード 60年 発泡剤などを加えてコンクリートを軽量化した外壁材です。10年~15年程度がメンテナンス時期です。
コンクリート壁 60年~ 100年 セメント・砂などを混ぜられて作られたものです。15年~20年程度がメンテナンス時期です。
タイル 40年 メンテナンスフリーの仕上げ材です(目地は除く)
漆喰 100年 消石灰・砂などが混ぜられて壁に塗られたものです。基本的にはメンテナンスフリーの外壁材です。10年程度がメンテナンス時期です。

 

目地素材 耐用年数目安 特徴・メンテナンス時期
コーキング(シーリング) 10~15年 シリコン系・ウレタン系・その他多種あります。10年程度がメンテナンス時期です。

 

防水工法 耐用年数目安 特徴・メンテナンス時期
ウレタン防水(塗膜防水) 10~12年 液体状のウレタン樹脂を複数回塗ることで防水層を形成します。また安価で耐久性が高く、どんな形状の場所でも使用できる。5~6年程度がメンテナンス時期です。
FRP防水(塗膜防水) 7~10年 液状の不飽和ポリエステル樹脂に硬化剤を加えて混合し、ガラス繊維などの補強材と組み合わせて一体にしたものです。        耐用年数に限らずトップコートのひび割れ等が現れてきたらメンテナンス時期です。

 

屋根材 耐用年数目安 特徴・メンテナンス時期
カラー鉄板 10~15年 亜鉛鉄板(薄鋼板)に焼き付け塗装したもので、軽量で防食性に優れています。塗膜の劣化・錆等があればメンテナンス時期です。
ガルバリュウム鋼板 20~30年 アルミニウム・亜鉛・ケイ素でできためっき鋼板。軽量かつ、めっき表面にさらに塗装を行うことにより高い防食性を持っています。塗膜の劣化・錆等があればメンテナンス時期です。
スレート 15~20年 薄型セメント板。10年程度が塗装メンテナンス時期です。
アスファルトシングル 20~30年 アスファルトシングルはガラス基材にアスファルトを浸透させ、表面に石粒を吹き付け接着してある屋根材です。シート状で扱いやすく、複雑な屋根形状にも施工することができます。10年程度が塗装メンテナンス時期です。
40~50年以上 粘土を素材とした瓦。陶器瓦(釉薬瓦)・いぶし瓦(釉薬をかけずに、いぶして作る)・素焼き(釉薬をかけずに焼いて作る)に大別されます。